Contents
不労所得を生んでくれるリピート系FXとは?
一度設定をすると決まった設定でトレードを繰り返してくれるのをシステムトレードと言いますが、為替の上下を一定の値幅で売買を繰り返してくれるシンプルな投資法が 「トラリピ・ループイフダン・トライオート・iサイクル注文」などで、リピート系FXと呼ばれています。
ドル円の月足チャートを2010年から2019年で見ると、ドル円通貨は80円下から120円超えをしていますよね。
月足のものすごく大きなレンジ枠でとらえると ドル円は75円~125円のレンジと言えますが、
ドル円の週足を見てみましょう。
ドル円の週足で見たら、2017年~2019年は、105円~115円のレンジを作っているのがわかりますよね。
この為替のレンジ内を行ったり来たりする通貨を自動で売買してくれるのがリピート系FXです。
ドル円だと「100円~120円のレンジにしようか?」など、どれぐらいのレンジで、どれぐらいの利幅で決済しようかなどは自分で考えないといけませんが、一度設定したら、どこで何をしていても勝手に取引をしてくれるので、自分で行う裁量トレードのように チャンスを待ってPCの前にいる必要もありません。
実例・ある2日間のトラリピ・ループイフダン・トライオートのリピート系FXの決済
一例をあげて、2019年の2月13日と2月14日の結果を書きます。
2月13日 午前中は神戸駅に用事で行っていて、午後は子供の歯科健診に付き添い。
2月14日 午前中は仕事をして、午後は子供の幼稚園が終わった14時から16時まで公園で遊びに付き添い。
とPCにむかってトレードはしていません。
マネースクエアのトラリピ2月13日と14日のカナダドル円の決済
2月13日に2100円と1500円=3600円
2月14日に3300円と900円=4200円
利確しています。ポジションを持ったのがこの前の週になるので、1日分の稼ぎではないですよ!
2月13日、2月14日のループイフダンの豪ドル円決済
2月13日 454円+463円+463円=1380円
2月14日 472円+472円=944円
計・2324円
少し前まで1回の決済で800円の設定にしていたのですが、びびって1回の決済で400円の設定にしました。
2月13日のトライオート コアレンジャー 豪ドル/NZ
2月13日 1189円+1206円+1205円=3600円
含み損が拡大していますが、証拠金に余裕があるので、待ちます。
こんな感じで、子育てしながらもお小遣い稼ぎができています。
ちなみに他にスワップ投資もしています。こちらのほうが簡単なので、また別記事でご紹介します。
リピートFXは、取引の利益を保証するものではありません。仕掛け方によっては多額の資金が必要となったり、設定したレンジを外れた場合、損失を被ることがあります。投資は自己責任です。私の情報も儲けを保証するものではありません。
リピート系FXの始め方
初心者さんは 各口座の手数料の微差よりも システムのわかりやすさ、口座の安定感、会社がつぶれてもお金は戻ってくる安心感、使いやすさ、その後のメンテナンスが不要であることなどなどを考えて口座を選んだほうがいいと思います。
私が実際に使ってみて、初心者さんにおすすめのを選ぶとしたら
- マネースクエアのトラリピ
- ループイフダン
- トライオート
の3つです。
マネースクエアのトラリピ口座開設
マネースクエアは口座開設をすると「トラリピの教科書」という本がもらえるので、この本を読んで勉強しました。
トラリピの中の人おすすめレンジ幅など情報発信も豊富なので、私は全て理解してからトラリピを始めたのではなく、口座開設をして本を読んだり、中の人の情報を読んだりして、やっと理解できてトラリピを始めました。
なので リピートFXが始めてなら とりあえず口座開設をしてから勉強するほうがわかりやすいと思います。
マネースクエアのトラリピが元祖リピート系FXで、他のリピート系FXは、トラリピの特許を侵害しないように、侵害しないように作っているので、一番使いやすいのはトラリピです。画面の操作性の高さや使いやすさも群を抜いています。
○円~○円までのレンジを何千幅で設定するか?など自分で考えないといけないのですが、口座開設後の情報を参考にするなどで決めていきましょう。
口座開設は無料です。
トラリピの口座開設はこちら。口座開設は無料で、トラリピの本がもらえて、レバレッジの計算機も口座開設後に使えるので、まずは口座開設をしてから、理解を進めていきましょう。私はネットで読んでるだけでは全然わからなかったです。
⇒マネースクエア
アイネット証券のループイフダン口座開設
通貨と何銭おきか、何本購入するかを選ぶだけで取引が始まるので一番簡単と言えるリピート系FXです。
以前はループイフダンを止めたら、全部損切になったり、ポジションを持つ時に損切のありなしが選べなかったりしていましたが、どんどん改良されて、現在はループイフダンの稼働をとめても、持ったポジションは決済してくれますし、ポジションを設定する時に損切のありなしも選べます。
ただ、自分がレンジの下限だと思っているところでも勝手に止まってくれないので、ポジションの持ち過ぎを回避するために、下落時は確認する必要があったり、トラリピよりは手を入れる必要があるかもしれません。
ループイフダンはデモトレードができるので、試しにやってみたい方も気軽にトライできます。
インヴァスト証券のトライオートFX口座開設
75.44%のリターン率を誇る 豪ドル/NZのコアレンジャーが有名です。
FXで恐れておくべきこと・レバレッジ・追証の恐ろしさ
まず最初に FXの怖さを書いておきます。
FXでレバレッジをかけるのが恐ろしいのは、ロスカットと追証があるからです。
「FXをしてて1夜で100万円なくなった」なんて話をよく聞きますが、レバレッジを高くするとそうなる可能性があります。
FXはレバレッジをかけることができるので、50万円でも500万円分のポジションやそれ以上のポジションを持つことができますが、その場合、為替が想定していた動きと逆方向に進むと、ロスカットと言って、さらなる損失の拡大を防ぐために、未決済ポジションを自動的に決済します。
マネースクエアの「らくトラ運用試算表」を使ってレバレッジとロスカットを説明していきます。
50万円で110円~120円のドル円を買いで、1.11円ごとに3千通貨購入すると、レバレッジは9.85倍で、102円になるとロスカットされてしまいます。「1回のリピートでねらう利益は?」に300円と入れていますが、これは適当に入れた数字なのでこの設定はやめてたほうがいいです。もうちょっと利益は高く狙ったほうがいいです。
同設定で、150万円入金すると、レバレッジは2.56倍となり、ロスカット値は68.67円となります。
ドル円の史上最高値が75円なので、それ以下におさめられていますね。
同設定で、300万円入金をすると、レバレッジは1.21倍となり、ロスカット値は18.67円となります。
さすがにドル円がこんなに下がることはないでしょう。。。。
入金額と扱うポジションが同じ金額だとレバレッジ1となり、レバレッジは低いほうが安全です。
追証はロスカットが追い付かずに、FX口座に追加でお金を支払わないといけないことです。
ロスカットも追証もレバレッジを低くすることで回避できるはずです。
ロスカットの数値は、マネースクエアのトラリピは口座開設をすると自動で計算してくれる「らくトラ運用試算表」があるので、使いやすいです。
「らくトラ運用試算表」を見ながらロスカット値を想定して、ポジションのサイジングをしていきましょう。
銀行口座にお金を待機させないで
FX口座に入れてしまわないで、銀行口座に振り込み用のお金を待機させておいて、レバレッジが高くなったらいつでも入金できる準備をしておくという方もいますが、2019年の1月3日にフラッシュクラッシュが起こり、ドル円は109円台から104円台まで下がりました。
チャイナショックなどもそうでしたし、為替相場が一気に動くのはそこまで珍しいことでもないので、銀行に証拠金を待機させておいて、いつでも振り込む体制でいても間に合わない時があります。
なので、FXの口座の中にお金を入れておいたほうが安心です。
リピート系FXで失敗しないコツ
一応長くリピート系FXを続けてきている私がリピート系FXで失敗しないコツだと思うことをご紹介します。
- レバレッジを低くする
- 安値圏にいる通貨を使う
- スワップがプラスになるポジションを選ぶ
- レンジを広くとる
レバレッジを低くする
これは絶対です。鉄則!私は長期投資なのでレバレッジ2を超えることはないです。だいたいレバ1~1.5以下です。
2005年からFXをしてきて、2007年~2011年の円高も乗り越えて今まで生き残っているのは 単にレバレッジが低かったからです。
リーマンショック後の投資資金50%マイナスも経験しましたが、レバレッジが低かったらロスカットで退場することはありませんでした。
(2008年には びびってレバレッジ1以下にしたこともあります。w)
投資をバリバリやってる人には資金効率が良くないと言われますが、退場するよりマシなので、レバレッジは常に低くです。
大切なお金をギリギリのリスクにさらしてはいけません!
安値圏にいる通貨を使う
例えば、トラリピのマネースクエアでもおすすめされている カナダ円は、2000年以降125円円~68円で推移していて、現在は83円台にいます。
現在は安値圏にいると言えますが、利上げサイクルに突入し、上昇が期待されています。
ポンドなど短期投資向けの上下に激しく動く通貨はやめておきましょう。
このように的確な情報提供してくれるのが、マネースクエアのトラリピ強みです。
トルコリラも安値圏と言えば安値圏ですが、チャートを見ても右肩下がりでどこまで下がるか謎です。
新興国通貨でのトラリピは個人的にはおすすめしません。
スワップがプラスになるポジションを選ぶ
金利差でスワップポイントというのがつくのですが、スワップがマイナスだとお金を支払わないといけません。
スワップポイントがプラスだとお金をもらいながら 買いポジションの値段に戻ってくるまで待つこともできるので、初心者さんにはスワップがプラスのポジションを持つほうがいいのではないでしょうか。
レンジを広くとる
私もレンジを狭くして塩漬けになってるトラリピがあるので反省を込めてですが、想定レンジを広くとると長期的にリピートしてくれるので、過去のチャートを見て、レンジを広めにとりましょう。
とはいえ、ドル円だと下限は75円までカバーしておくと、資金効率が悪すぎると思うので、100円~なのか105円~なのかはご自身の判断で決めることになりますね。
100円までは○通貨で、もしも100円以下に下がったら、100円以下は○通貨でと設定を変えるのもいいかもしれません。
リピート系FXで知っておくべきこと
含み損がある
リピート系FXは、含み損は常にあるものです。
「うわ!お金がマイナスになってる!!!無理!」って人リピート系FXは(というか全ての投資は)やめておいたほうがいいですし、今すぐに使わない余剰資金で投資を行いましょう。
損切しない
短期の投資はレバレッジを高くして損切もするのが普通ですが、長期投資はレバレッジを低くして損切をしないものです。損切が必要なほどポジションを持たないとも言えます。
万が一ポジションを持ちすぎてしまったり、レートが想定から外れてしまったら損切をする必要があるかもしれませんが、基本はレバレッジを低くして損切をしません。
ネット情報やFXの本で「損切が大切」「損切が大切」と書かれていると「損切しないといけないのかな?」と思ってしまいますが、短期投資と長期投資は違うのでわけて考えましょう。
レバレッジを低く
何度も書きますが、レバレッジを低くしましょう。
以前はレバレッジ3以内が安全と言われていましたが、豪ドルやNZドルなどは、2008年10月24日には、3日間でNZ円63円→50円。豪ドル円・72円→54円と歴史的な大暴落をして、レバレッジ3でもポジションによってはロスカットしてしまったので、歴史的最安値を切ってもロスカットされないようなレバレッジでポジションを持ちましょう。
レバレッジは1が外貨預金と一緒で安全なのですが、それだとFXのうまみがないとネットで書いてあるので、もしも先進国の通貨で安値圏なら、レバレッジを2まであげてもいいかもですね。
でも、それでも退場を避けたい私はレバ1です。(笑)
投資に使う金額が大きければ大きいほど、1発の退場で立ち直れない金額になるので、投資金額が大きくなると、レバレッジはかけんでもいいぐらいです。><
FXを長年続けている秘訣はレバレッジを低く!それだけです。
私は10年以上FXをしていますが、レバレッジ2を超してポジションを持ったことがないです。常にレバを低くして、高値掴みをしてもスワップがプラスで余剰資金なので損切もせず、ずっと持ってます。(笑)
その方法は資金の有効活用じゃないと言われますが、損切りしてすぐポジションを持てる性格ではないので、損切せずホールドでスワップをもらってるほうが性に合っています。
証拠金を多くせずに、レバレッジを高くしてロスカットされたほうがいいという考え方の人もいますが、それは基本的には短期投資の考え方で、長期投資だと損切もロスカットもしないのが普通です。
ロスカットをしないで済むようなポジションを、通貨を熟考しましょう。